深呼吸をしたのっていつだったかなぁ…そう思う人も多いかもしれません。
呼吸は、体内に酸素を取り入れ、二酸化炭素を体外に排出する、動物の生命にとって必要不可欠な行為。
当たり前すぎて、呼吸器などに疾患をお持ちの方を除いては、日々の生活において意識することのないものかもしれません。
でも、息が詰まる、息をのむ、息をひそめる、激しい運動や病気の苦しみで、肩で息を吸う…そんなネガティブな慣用句がぱっと浮かぶように、その当たり前がうまくできなくなっている人は結構多い。
スムーズに深い呼吸ができなくなってしまうのは、精神的なストレスだけでなく、横隔膜の硬さ、肋骨の動きの低下、自律神経の乱れなど、身体的なものが大きな原因となっています。
一般的に成人の1日の呼吸数は20000~30000回。
スムーズにできないものをそんなに繰り返したら、それだけで身体はへとへと。さらに、1回の呼吸で取り入れる酸素量が減れば、体内での代謝が落ち、身体はエネルギー不足になってしまします。
また、穏やかで深い呼吸は、横隔膜を介して内臓を適度に刺激して内臓の働きや回復を支え、呼吸のリズムと脊柱の動きは自律神経のバランスを整えます。
さぁ、深い呼吸を取り戻し、身体中にエネルギーを満たしましょう!